温泉街ほど灯籠が似合うアイテムはないと思う。今回訪れたこの温泉街も和紙を張った灯籠が展示されていました。
本日2か目
湯治目的ですが、1つだけ予定を入れました。
日本一あぶない日本国宝鑑賞
ここは鳥取県。東京圏の人間にとってはこんなものが日本にあったのかと思えるほどの観光地です。
場所は鳥取県の三得山の投入堂(なげいれどう)という寺院で、鳥取県唯一の日本国宝です。これ標高900mにあるのですが、延々と崖のようなところを上り詰めたあとにやっと拝めます。勿論、一人での入山は許可されませんのでガイドをお願いして登ってきました。
麓から一歩踏み入れた登山道は本来は修業場で、例えるならこの世からあの世へと入る神聖な気持ちが必要とされます。
さ~んげ、さんげ~、ろっこんしょうじょう~
9時過ぎ、ガイドさんの歌声に合わせ一緒に歌いながら登りました。この三徳山を登るときに山伏が行っていた掛け声だそうです。私たちもそれに習って、修行気分で順調に登って行きました。
わらじを履きタスキを掛けて、形だけは修行僧と化し、ほぼ崖のような道のりを進み、途中、同じような寺院をいくつか通過。ガイドさんのおかげで最終目的地の投入堂(冒頭の写真)へ思ったほど苦労なく着きました。
(あまりに登ることに夢中で途中の写真はほぼ有りません~)
しかしどうやって何の目的でここに建てたんだ!という感じです。
下山後、ちょうど昼手前だったのでガイドさんとここでしか聞けない裏話など会話を交えての昼食となりました。(無論、食事は精進料理でもあり薬膳でもある内容です。)
源泉掛け流し
三徳山投入堂への参拝の前に体を清める場所として10km程離れたところにラドンで名のしれた温泉街があります。
ここは三徳山投入堂と一緒に日本遺産の第一号に認定された場所なのです。温泉から出るラドンは気体状の放射性物質。温浴による治療効果があるとうたわれています。
今回お世話になった旅館は源泉のまさしく真上に湯船があるという理想的な環境で、とても満足。
先ほどのガイドさん曰わく、その温泉を飲むのはもっとよいとのことで湯船に浸かりながらコップに入ったまさしく源泉そのままの湯をいただきました。
そんなこんなで今日はこれまで!
2019/05/10
23:36:23
あとがき
地球内部から湧き出す水はその土地の気が充満していますが、地表にでた時点で徐々に薄まります。
源泉から地表にでた後、結構長い距離をひいてくる場合もあるので、同じ源泉掛け流しでも、土地の気を含むという意味で見れば同じではなくなります。
これは、名水は湧き出た直後を飲まないと効果が薄いのと同じです。
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