今日は節分
今日は節分。近年、恵方巻を食べる日でもある。そして、なによりも、普段方位に無関心な人でも、今日だけは方位に関心が向く日なのです。
吉倉大晄 です。
前回で今年2016年の記事を締めたつもりでしたが、もう一本追加。番外編です。
『実践、恵方巻を食べるまで』
さて、方位に関してはうるさい私としては今日は黙っていられません。
物事はやってみて初めてわかる・気づくことのほうが多い。なので、実践といきます。
さて何がわかり・気づくのか?
早速、池袋東武のデパ地下に行ってきました。すると、なんとなんと・・恵方巻売り場に長蛇の列ができている。もうすっかり日本の習慣といった感じです。はて?豆まきはどこに行ったのだろうか?
ではここからが本題です。
恵方とは
その年に働く天からの大きな恵み(天の徳)のこと。
恵方の方角は毎年変わる。
その方角へ向かって、いろいろな事を行うと吉を呼ぶ。
具体例
恵方の方角に向けて恵方巻きを食べる
初詣の神社は恵方の方角にする。
初めての事を行うときは恵方の方角に向かって行う。
今年の恵方の方角は
北北西です。これは真北から西へ22.5度の地点です。
実践 北北西をさがせ
さて、これをどう出そうか?
もちろん、北とは地球の自転軸上の北緯90度、ひいては、googleマップの上が北。
私は今、東京の池袋におります。
あちこち方位でこの場所を確認。すると、ここは真北よりコンパスの北が約7度西に傾く場所と判明。
では、次にコンパスを用意します。スマホの磁気コンパスアプリが良いですね。
北北西は、真北360度から、左へ 22.5-7=約15度 傾いた所。
つまり、345度の方位です。
正しい恵方の方角
では、早速、恵方巻の先端をこの方角に向けて、と思いましたが・・・
実をいうと、正しい恵方の方角は、北北西ではありません。
壬(ミズノエ)の方位
なのですね。これはどういう方位かといえば、真北から西へ10度の所。
では、同じように・・・スマホのコンパスアプリを用意します。
壬(ミズノエ)は、真北360度から、左へ 10-7=約3度 傾いた所。
つまり、357度の方位です。
これって、ほぼ、コンパスの北でよいではないですか!?
では、改めて恵方巻の先端をこの方角に向けて、がぶっと!
めでたし、めでたし!
2017-02-03
20:42:35
少々解説
ここでも流派問題に直面。
それはどういうことかというと・・
方位の基準を、(1)コンパスの北とするか、(2)地図の上を北とするか
恵方の方角を、(ア)北北西とするか、(イ)壬とするか
壬の方位を、(☆)北から西より10度とするか、(★)北から西より15度とするか
どうとるかで、恵方の方角は変わってきます。
巷で多いのは、(1)-(ア)の組み合わせですね。
次に多いのは、(1)-(イ)ー(★) の組み合わせかな?
・・・
私がこれだと思う恵方の方角の出し方は、前出のとおりで、
(2)-(イ)ー(☆)
です。
これは、巷で多い (1)-(ア)の組み合わせよりも19度ばかり北よりです。
結構違いますよね。
なお、細かいですが、本記事で「コンパス」と言っているのは磁気タイプのものを指しています。
以上、ご参考までに!!
でも、こんなこと考えながら食べても恵方巻はおいしくありませんので、普通にコンパスで素直に計り、アバウト11時の方角に向かって食べましょう。
では!
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